昨日、テレビ東京系で放送された
「
100円玉に愛をこめて」という番組を観ました。
酷い番組でした。憤りは今もなお収まりません。
しかし、番組終了後からこのブログのアクセス数が急激に伸びていました。
視聴した方に刺激を与えた、という一点のみにおいて、番組には感謝したいと思います。
一年半強の間、行ったこともないモルドバについて
あちこちから拾い集めてきた情報を頭の中で整理しながら
ちょっと書き残そうと思います。
モルドバの貧困は事実。それはテレビで流されたとおり。
では、貧困の原因はなんなのか。
昨日はそれについて触れられてはいませんでしたね。
根本的な解決策を探るには、原因を把握しておくべきでしょう。
wiki:
モルドバ共和国・経済いろいろありますが、端的に言うと
「ロシア依存型の経済構造」が原因だと思います。
主な貿易相手国であるロシアに、輸出でも輸入でも主導権を握られたままで
新たな貿易ルートの開拓・労働力不足を補う農業の機械化推進・第二次産業の拠点開発など
具体的な施策を打てなかった政府にも問題があると思います。
そんな資金はなかったろう、と考える向きもあるかもしれませんが
少なくとも日本だけでこれだけの経済援助がなされています。
(1)人道支援 372万(ドル
(2)技術支援 専門家の招聘等 約10.80億円(2005年度までの累計)
(3)金融支援 0.4億ドル(輸銀融資)
(4)無償資金協力 約39.94億円(2005年度までの累計)
(5)緊急無償援助 10万ドル及び1,200万円相当の援助物資
(
外務省HPより)
日本はモルドバにとって第4位の支援国となっています。
100円玉どころではないこれだけの金が、どこに流れていっているのでしょう?
あの美しい首都で流れは止まっているのではないでしょうか。
私は、モルドバの現状は打破できないものではないと思います。
経済の自力発展のために本当に必要なのは、技術支援ではないでしょうか。
これについては、すでに現地で活動しておられる方々がいらっしゃいます。
ですが、さらに人的交流を深める必要を強く感じます。
モルドバは日本に期待しています。私たちは渡航の際、ビザは不要なのです。
来て下さい、と言われているのです。
また、人身売買についての問題。
買う側は先進国です。私たちはそれを恥じるべきですし、是正していくべきです。
では売る側は誰なのか? はっきりしたことはわかりません。
モルドバの人身売買をテーマとした
イギリスBBC制作のドキュメンタリードラマ「
Sex Traffic」には
徹底的な取材に基づいた「現実」が描かれているようです。
モルドバはEU加盟国ではありませんから、人や金の流れには検閲がかかるはずです。
それなのになぜ人々は闇から闇へと売られていくのでしょう?
誰がモルドバ国内で手引きをしているのでしょう?
検閲機関は機能しているのでしょうか?
自己犠牲という尊い愛を食い物にしている連中が絶えないのはなぜでしょうか?
これはモルドバだけの問題ではなく、私たちの問題でもあります。
人身売買の問題について真剣に考えることも、立派な支援の道だと思います。
関心を持つこと。それが支援の第一歩だと思うのです。